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頻尿治療と逆行性射精について
逆行性射精とは、性行為の際に、男性のペニスから射精される精液の量が極端に少なくなったり、あるいは全く出ない状態となり、精液が逆方向にある膀胱へ流れ込んでしまう状態のことをいいます。
逆行性射精の場合、男性は射精するという感覚はあります。
しかし、男性の性的快感は射精することによって得られるモノですから、それがないということは、性交渉のあと、やるせなさだけが残ることになってしまいます。
頻尿の原因が前立腺肥大症であった場合、αブロッカーなどを使用した薬物治療を行う場合があります。αブロッカーは、比較的副作用の少ない薬ではありますが、全くない訳ではありません。
例えば、αブロッカーは、末梢血管を広げて、血圧を下げる作用もあるため、「立ちくらみ」「めまい」が起こる場合があります。そのため、、血圧の低い人や降圧薬を服用している人、心筋梗塞・狭心症・不整脈などの心臓病を患っている人は、医師と相談してから服用する必要があります。
あと、αブロッカーは即効性があり、飲み合わせで気を付けなければならない薬もありません。しかも、膀胱や前立腺に分布するα受容体だけに狙いを定めて効果を発揮する傾向が強い薬です。
しかし、膀胱や前立腺以外にもα受容体は分布しているため、効いてはいけない部位にまで作用し、副作用を起こす可能性がゼロではなく、上記で紹介した
逆行性射精になる可能性が、20〜30%の人にみられると言われています。なお、
その20〜30%の人のうち、約10%の人は全く精液が出なくなると言われています。
もし、薬によって逆行性射精になった場合、薬の服用を止めれば元に戻る可能性は高いのですが、その判断は人によって別れます。それは、
排尿の快適さを取るか、性行為の快楽を取るかは人によって違うからです。実際に、性行為の多少の障害はあっても、排尿の快適さを失いたくないという人は少なくありません。
いずれにしましても、
頻尿は、性欲を我慢してでも治したいと思う人もいるほどですから、出来るだけ早めに適切な治療を行う方が良いのは言うまでもありません。
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