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前立腺切除の効果とデメリットについて
「前立腺を切除して100%治るのか?」
これは、手術をする前に誰でも気になることです。ただ、これは医師によって多少なりとも回答に違いが出るかと思われますが、多くは「80〜90%は治ります」と回答されるのではないかと思われます。
もう少し具体的に説明すると、ループ(前立腺を切除する刃)を使用する手術によって、排尿時のいきみなどがなくなり、
排尿そのものは楽になるかと思われます。
しかし、加齢によって、腎臓が尿を濃縮する機能が低下していたり、膀胱の収縮能力が低下している場合は、
手術によって若い頃のレベルに戻る訳ではないため、深夜の排尿が1〜2度はあるかも知れません。
◆ループを用いた前立腺切除手術のメリットとデメリット
< メリット >
・即効性がある(手術翌日から効果を実感できます)
・再発率が低い(再発率は、5年で約10%)
< デメリット >
・手術によって合併症が起こる可能性がある
・心臓病を患っていたり、抗凝固薬を服用中は受けられない場合がある
・逆行性射精が約70%くらいの高い確率で起きている
◆レーザー療法による手術のメリットとデメリット
< メリット >
・出血が少ないため、4〜5日の入院で済む
・逆行性射精の発生頻度が10%以下
< デメリット >
・組織が縮小する迄に数ヶ月を要する為、効果を実感するのに数週間を要する
・完全に内腺を取り除くことが出来ない為、再発率が3〜4年で約30%
レーザー療法では、前立腺の10〜20%の体積減少を目標としています。ループを用いた前立腺切除手術であれば、内腺を完全に切除するため、レーザー療法より再発率は低くなっています。ただ、
レーザー療法で、前立腺を10〜20%減少させただけでも尿道への圧迫はかなり減少させることが出来ます。
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